

私たちは、ヒトと常在菌からなる超生命体だ。
We are a superorganism
ノーベル医学 生理学賞の受賞者で、微生物・分子生物学者のJoshua Lederberg 博士は、「我々人間は、ヒトと常在菌*2が高度に絡み合った“超生命体”として考えるべき("We should think of each host and its parasites as a superorganism with the respective genomes yoked into a chimera of sorts.")」と述べています。私たち一人ひとりは、生物の共同体であり、共に協調して生きている生態系なのです。
人間と共生する常在菌は、私たちの健康に不可欠な存在です。特に、腸内細菌叢と疾患との関係では、その変容が神経系、免疫系、代謝系などの様々な臓器・組織における病態と相関することが明らかになってきました。
この常在菌の働きの助けで、私たちは様々な恩恵を得ています。そのためにも、常在菌のバランスと多様性を維持することがとても重要です。
そして、これらに大きな悪影響を与えるのが、抗生剤や強度の情動ストレス、加齢、生活習慣とされています。また、食生活においては、食物繊維をはじめとする難消化性食品成分ルミナコイド(発酵性食物繊維)の不足です。特に疾患のある方の腸内細菌叢は、食事の影響を受けやすいことも分かってきました。
当社は、“人間はヒトの細胞と常在菌の共生からなる「超生命体(superorganism )」”という視点に立ち、健康の要である、多様性のある腸内細菌叢の維持に寄与する製品・サービスの開発および提供を続けていきます。
*2. 常在菌:正確には常在微生物。病原性を示さない細菌、カビ、酵母、ウイルスなどの微生物を言います。
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